離婚相談を受ける場合、親権者、婚姻費用、養育費、慰謝料、財産分与など様々な法的問題を話し合っていくことになります。
しかし、相談に来られるまでに、心身ともに傷つき、疲れきっておられる方も多く、法的問題の解決は当然のこととして、傷ついた心に対するカウンセリングが必要だと痛感することがあります。
そんなときは、時間を掛けて依頼者のお話をじっくりお聴きします。
弁護士だからこそ法律にも精神状態にも配慮した対応ができます。
日本の離婚の多くは、協議離婚です。夫婦で話し合って、離婚届を提出すれば、離婚は成立します。
強制執行認諾約款付公正証書によって離婚合意書を作成しておけば、いざというとき強制執行によって養育費を確保できます。
離婚合意書によって按分割合の取り決めを行えば、年金事務所で年金分割の請求手続きを行えます。
協議離婚ができない場合、まずは離婚調停で話し合い、調停でも解決できなければ、裁判を起こします。
「代理人」という立場で法廷に行っていただくのですが、黒川先生自身が、私になり代わって裁判に向かっていただきました。そのため、事前の打ち合わせでは黒川先生が納得されるまで話し合いました。裁判は「心情」よりも「証拠」です。「心」で結婚しても別れるときは「心」は聞いてもらえません。そのような状況で精神的に追い詰められた中、黒川先生と話をするうちに、次第に私の心の中も整理されていきました。「法律」の冷静さと、「心情」をバランスよくくみ取って下さいました。
弁護士を必要とするときは、自分の人生が大きく変わるときです。弁護士次第で自分の未来が変わると思います。私は黒川先生に出会えて良かったと心から思っています。
振り返れば、黒川先生のところに離婚問題の相談に出掛けてから今日まで、心身ともに大変辛い思いをしてきました。
そんな私の心の変化を冷静に読み取り、いろいろな指導と鞭撻をいただき頑張ることができました。ときにはおろおろ泣いたこともありました。もう諦めた方が楽になるんじゃないかと思ったこともありました。頑張っている人に頑張れと言うのは心苦しいが、頑張りましょうと励ましの言葉もいただきました。
私が26年間受けてきたモラルハラスメントについて黒川先生は取り組んでくれました。法律家であるという前に人として人間としてどうかということに焦点を向けたとき黒川先生の本当の力が解るんだと実感いたしました。
初めは、とても物静かな印象を受けたので、どのように相談したり、お話していいか悩み、なかなか自分の意見や質問ができなかったのですが、月日が経つにつれて、私の立場や意向を一番に考え、よくお話を聞いて下さっているのが分かりました。
9歳の長男が父親との面会がうまくいかず、親子で悩んでいた時は、すぐにご自身から息子に会ってくださり、息子の力になって下さいました。
何事にも穏やかな先生ですが、裁判のときは、今までに見たことのない鋭い目つきになり、口調も厳しくなり驚きました。とても力強かったです。