9月
25
2015
私は小春。
この家には、ジジ、クータン、ヤマちゃんが先にやってきた。
ジジたちは主人に名を付けられたそうです。
でも私にはこの家に来たときから名前がありました。
それが小春です。
申し遅れましたが、私は猫。
正確には猫の置物(いわゆる招き猫、蝉丸作)です。
この家の主人の奥方がたいそう猫がお好きなのだが、
なにやらペットを飼ってはいけない決まりとかで、
我々がやってきたという噂を聞いたことがあります。
でも本当のところは知りません。
家族には化け猫みたいだと言われ、いささかショックでした。
まぁ、主人が気に入ってくれたようなので、気にしないことにします。
たまに主人が頭を撫でてくれます。
そんなことで我々が気を良くするとでも思っているのでしょうか。
きまぐれな主人なので、我々も居心地はいいのですが。
9月
22
2015
お箸を購入するためにミッドランドスクエアに出掛けた。
店内には輪島塗、越前塗、会津塗などの箸が所狭しと並んでいた。
それらの中から古代若狭塗の箸を選んだ。
アワビの貝や卵殻をちりばめて、その上から漆を塗り重ね、
模様を研ぎ出すという気の遠くなるような工程を経て、
作り出されるそうだ。
夫婦で2膳。
特別な日に使わせていただく。
普段使い用には、木曽の栗けずり箸を買った。
ちなみに和宮は嫁入り道具に若狭塗の調度品を持っていたそうで、
江戸へは東海道ではなく、中山道を通ったとのことである。
9月
21
2015
スポーツ観戦(TV)で思い出すのは、
1964年、東京オリンピックのときの円谷幸吉さんの銅メダル。
それに1996年、アトランタオリンピックのときのマイアミの奇跡とか。
数え切れないほどの感動のシーンがあったが、
家族で一致したのは、2014年、ソチオリンピックのときの真央ちゃんの滑り。
バンクーバーからずっと応援してきただけに、
ショートプログラムの失敗でこちらもショックを受けたが、
よく1日で立て直して、最高の演技を見せてくれたものだ。
ラグビーの南アフリカ戦。
録画で観戦させてもらったが、リードされながらも
けっして焦らず、冷静に試合を運び、
強い気持ちで戦い続けたということは素人にも感じ取れた。
「クリリンがフリーザに勝つようなもの。」
というくらいすごいことらしい。
4年後のワールドカップでは豊田スタジアムも試合会場なので、
もう少しラグビーのことも勉強しなくては。
9月
20
2015
事務所から出掛ける秋の旅。
中央線を快速に乗って、一時間ほどのところに中津川はある。
中山道の宿場町だが、ここから北へと木曽路が続く。
中津川からバスで落合宿を抜け、43番目の宿場である馬籠に到着。
ちなみに落合宿は、稲垣吾郎さんが冷酷な殿様を演じた
「13人の刺客」の舞台となった宿場である。
石畳の緩やかな坂道を踏みしめて、馬籠宿の奥へと上がっていくと
急に視界が開け、高台に至る。
雄大な山間の先に美しい恵那山を臨むことができた。
帰りは街道筋から外れて散策してみたが、
棚田の風景が広がり、収穫の季節を迎えていた。
お土産におなじみの栗きんとんを買って、旅を終えた。
9月
19
2015
朝は家内と一緒に車で出勤する。
家内を職場に送って事務所に着くと
9時にはまだ時間がある。
それでトイレ掃除をするのだが、けっして金運アップを狙ってではない。
明王様に感謝しようというわけでもない。
依頼者を迎え入れようとする者として自然と掃除をしているだけだ。
家内にこの話をすると
家でもそうだったらいい夫なんだけどとあきれ顔をしている。
9月
19
2015
事務所の近くにサンドイッチ屋さんがある。
ここのカツサンドを食べるのがマイブームである。
この店は看板にフルーツサンドと掲げられているし、
おそらくお客さんはフルーツサンドを目当てにやってくるのだろうが、
カツサンドが好きな私は、どうしてもカツサンドに手が出てしまう。
平日だと事務員の目が気になって食べ辛かったのだが、
あるとき土曜日だったら、机の上にサンドイッチを堂々と置き
心ゆくまで食べられることに気づき、よく購入するようになった。
土曜日の昼時、今日もカツサンドを買ってきて、満足げに食した。
9月
17
2015
被後見人の女性を彼岸会にお連れした。
亡くした配偶者を弔いたいと以前から切望されていたが、
やっと実現することができた。
住職の読経はその女性と私の二人で独占した。
住職の声は天蓋から響き渡り、
お経で身体が包み込まれた。
読経の声と銅鑼の音で
まるでライブのコンサート会場にいる気分だった。
お経の意味は分からないが、心は癒やされた。
マイクとスピーカーが置いてあったので、
最近は音響機器を使うのですねと訊ねると
あれは地声ですと。
大変失礼なことを訊いてしまった。
9月
16
2015
ソファーを粗大ゴミに出すことになり、
家内と娘の3人で粗大ゴミ置き場まで運んだ。
まだ夕方だったので、仕事帰りのサラリーマンや主婦とすれ違った。
へっぴり腰の男性とあまり戦力になっていない女性が運ぶ姿を見て
気の毒に思ったのか、見知らぬサラリーマンの方が手を貸してくださった。
無事運び終え、お礼をいうとそのまま立ち去られた。
もう一度、ソファーに座り、夜空を眺めた。
いろいろな意味ですがすがしかった。
9月
14
2015
我が家では20年以上、淡水魚を飼っている。
グッピ-、テトラ、オトシンクルスとか初心者でも飼育しやすい魚を選んできた。
現在はアカヒレとオトシンクルスがいる。
アカヒレは自然繁殖し、一気に数が増えた。
オトシンはもう7・8年生きている。
大人しいと聞いていたのに、他の魚を追いまくる。
えさを食べるときも水槽の底を激しくつきまくって食べている。
これまで飼ってきたオトシンとは明らかに違う。
ところが、先日、疑問が氷解した。
多摩川に生息する魚を調査するというバラエティ番組で
うちのオトシンと同じ魚が捕まった。
その名はムギツク。
まあ、納得か。行動が違う訳だ。